ヴァンドーム広場に佇むキーリン:世界に存在を示すためのブティック

キーリンはパリの格式高いヴァンドーム広場に、中国のジュエリーブランドとしては初めてブティックをオープンしました。ただしこのブティックは贅沢な場所でジュエリーを売るためだけの存在ではありません。この小さな中国の宝石箱には大きな役割が課せられています。つまり、中国の伝統と現代性を融合させたキーリンならではの世界を世に知らしめることが求められているのです。

詳しくはこちらから

「ハイジュエリーは投資の対象から自己表現の手段へと変化している」

中国におけるラグジュアリーグッズの旺盛な消費は、ハイジュエリー市場にとってどのような意味を持っているのでしょうか?マッキンゼーによる2019年度の中国ラグジュアリーレポートによると、2018年から2025年にかけての世界全体のラグジュアリーグッズ市場の成長率において、中国人消費者が寄与する割合は最大で約65%に上るとみられ、また自己表現の手段を求める若い富裕層がジュエリーブランドの成長をさらに押し上げています。コンサルティングファームのマッキンゼーに19年間在籍するベテランで、中国で約15年にわたり経験を積んできた深圳オフィスのシニア・パートナー、ダニエル・ジプサーがその知見を語ります。

詳しくはこちらから

キーリン:中国の伝統、モダンなデザイン、そして一風変わったユニークさ 「革新と伝統を融合させる作業は、綱渡りのよう」

1997年、伝説に名を残すシルクロードの敦煌・莫高窟を訪れ、中国の秘宝に深い感銘を受けたデニス・チャンはそれを創造的なアイデアに結びつけることを決意します。そしてデザイナーとしてのキャリアを重ね、2004年にキーリンを設立しました。キーリンは現在、中国の伝統と現代性をコンテンポラリーな形で融合したブランドとして有名です。ブランド名の「キーリン」は、縁起の良い中国の霊獣で、アジアでは愛を象徴する「麒麟」にちなんで名付けられました。とはいえ、この名は中国語でも英語でもない普遍的なものであり、中国というルーツとブランドのミッションの双方を体現しています。キーリンは2013年にケリング・グループに加わりました。キーリンの創設者でクリエイティブ・ディレクターを務めるデニス・チャンとCEOのクリストフ・アルトーが、同ブランドの戦略と今後の方針について語ります。

詳しくはこちらから